3連敗中の巨人が侍ジャパン右腕の中日高橋宏斗投手(20)を攻略し、単独最下位を脱出した。

2回に先手を取った。無死満塁から中京大中京(愛知)で同級生だった中山礼都内野手(21)が中前へ専制適時打。さらに続く投手のグリフィンが来日初打点となる中犠飛でリードを2点に広げた。

侍ジャパンでチームメートだった大城卓三捕手(30)も続いた。4回先頭、141キロスプリットを芯で捉えた。広いバンテリンドームでも柵越えを確信する右翼席への2号ソロで悠々とダイヤモンドを1周した。「いいタイミングでしっかりとスイングできました」2試合ぶりのスタメンマスクで結果を示した。

先発のグリフィンは6回途中4安打2失点8奪三振。6回に1死二、三塁のピンチを招いて2番手鍬原へ後を託した。鍬原は犠飛で1点を失うも、1点のリードを保ったまま踏ん張った。グリフィンは「調子は良いとはいえない中でも、要所では良い投球ができた。イニング途中でマウンドを降りることになり悔しいよ。鍬原には苦しい状況での交代だったが助けられたよ」と感謝。8回は直江、9回は大勢が締めて、1日の中日戦(東京ドーム)に続く来日2勝目を挙げた。

11日阪神戦(東京ドーム)以来4試合ぶりの白星で最下位を脱出。1勝1敗で迎える16日の3連戦最終戦で、開幕カード以来4カードぶりの勝ち越しを狙う。

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