中日が6年ぶりの岐阜開催で今季9度目の完封負けを喫し、連勝は3で止まった。

先発福谷浩司投手(32)が得点圏に5度走者を背負いながら、6回9安打無失点で粘投。ブルペン陣はこの3連勝中は無失点を継続してきたが、14試合無失点中だった4番手祖父江大が決勝の1点を失った。

打線は1番に左翼大島、2番に中堅岡林と、上位打線を組み替え、5番にルーキー福永を上げ、ビシエドを6番に変更。ただ7回まで4度の得点圏で走者をかえせず、和田打撃コーチは「なるべくつながりが良くなるような打線を目指している」と表情を曇らせた。

立浪監督は開口一番、「(打線は)力的に実力がない」とぶぜんとした表情。続けて「若い選手もたくさん(試合に)出ている。自分で反省しながら力をつけないと。じゃないと9試合も完封されない」とぴしゃりと言った。初回1死一、三塁の好機に投ゴロ併殺に倒れた4番石川昂ら若手の奮起を促した。【伊東大介】