プロ初勝利から一夜明けて、巨人松井颯投手が次なるマウンド、思い出の甲子園に目を向けた。

22日、川崎市・ジャイアンツ球場で軽めのメニューで汗を流した。史上2人目で、球団史上初となる育成入団1年目での初登板初勝利。試合後は、投球ではなくヒーローインタビューの動画を見返しながら余韻に浸った。次回登板は甲子園での28日阪神戦の見込みで「甲子園にこういう形で帰るとは」と、5年前の夏を思い出した。

花咲徳栄の背番号15を背負った高校3年最後の夏、甲子園での登板機会は1試合1イニングだけだった。その1回が「必死に1イニングだけ腕振って、とりあえず低めに頑張って投げた。そこがきっかけで大学野球もやると決めたので、いい思い出です」というターニングポイント。巨人の先発投手として臨む伝統の一戦に「投げられると思っていなかったので楽しみです」と怖いもの知らずのルーキーとして2勝目を目指す。

○…赤星優志投手がブラックチューズデーを払拭する。先発ローテーション再編で、DeNA3連戦初戦となる23日の火曜日を託される。昨季はカード頭の火曜日に1度先発し、広島に4回途中12失点(自責3)と大量失点を喫した。「去年火曜日やって全然だめだった。中8日もらったんで、今年は長いイニングをしっかり頑張りたい。(5連勝の)流れに乗っていければ」と挽回する。

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