右太もも裏の肉離れでファーム調整中の巨人ヨアンデル・メンデス投手(28)が25日、川崎市のジャイアンツ球場で3軍シート打撃に登板した。

4月12日阪神戦で負傷して以降、初となる打者を相手にした投球。デラクルーズ、鈴木大ら打者のべ9人に安打性1本の4奪三振を奪った。24球を投げ、最速は147キロだった。

「感触は本当に良かった。けがの影響もなく、投げてみて腕の状態もいい」と振り返った。痛めていた右足についても「今は自然な形で、特に気にすることなくできている。怖さっていうのがなくなった」と万全を強調。今後はファームで実戦登板し、より調子を整えていく。開幕では先発ローテ入りした新助っ人左腕は「早く状態を上げて1軍に行きたい」と語った。

杉内3軍投手チーフコーチは「いい球を投げていた。ストレートのスピードが出ていて、変化球もキレがあった」と評価した。