2023年度「日本生命セ・パ交流戦」開幕記者会見が29日、都内で行われ、西武からは愛斗外野手(26)がトークショーに参加した。

今季は開幕から右翼での好守が特に目立つ。ここまでの守備は「90点」と自己採点。マイナス10点分は「京セラで落としたのが。一番悔しかったかもしれないですね」と振り返った。4月21日のオリックス戦で前進守備から後方への飛球を必死に追い、ダイビングキャッチを試みたが、無念にも最後にこぼれ落ち、決勝点に。感情をグラブにぶつけるシーンがあった。

日頃から「投手の人生を背負って守っています」と肝に銘じている。この日の会見でも「僕の守備を見てもらいたいです」とあらためてアピールし、今季すでに記録したライトゴロについても「できるように頑張ります。常に狙ってます」と意欲的だ。俊足打者についても「スキを見せたら(一塁に)投げます」と断言。「(スキも)見えます。打球だけを見て打球を追ってる訳じゃないので」。

チームの勢いを取り戻したい交流戦。猪突(ちょとつ)猛進タイプの愛斗は不可欠な存在だ。「全部の打球に対して完璧な1歩目が切れるようにやりたいですね」。驚異の外野守備力をセ界に、そしてプロ野球ファンに示す。【金子真仁】

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