日本ハムはDeNAバウアーに来日初完投勝利を献上し、今季5度目の3連敗となった。1点を追う9回は1死から代打石井が右前打で出塁。代走江越が二盗、三盗を決めて一打同点の好機を広げたが、最後は清宮と加藤豪が連続三振に仕留められ、8回2失点の先発加藤貴の好投に報いることができなかった。試合後の新庄剛志監督(51)の主な一問一答は以下の通り。

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新庄監督 (試合時間が今季両リーグ最短の)2時間8分。いい投手戦でしたね~。(バウアーが)中4日で完投。中3日で来るんじゃない、今度(笑い)。5回までゲームつくってくれって。でも、いいもの見せてもらいましたね、今日はね。素晴らしかったし。最後の(江越が決めた)二盗、三盗。あれも良かったですね。アウトになっていいから初球から行ってくれと。思い切って行くときは行けと。あそこで(バウアーの)ボールが良かったんですよね。格の違いでしょうね、あそこらへんは。

-江越が2盗塁を決めたが、バウアーの投球のクセは盗んでいた?

新庄監督 それは言えない(笑い)。(1回に)清宮君も走ったし。投げる方のクセはなかったです。修正してたのか…。分かっててもね、捉えないことには。

-多くのイニングで、走者を塁に出したかった

新庄監督 そうね。(バウアーは)テンポいいですよ。うちの加藤君ばりに。いいテンポでね、放って。ストライク先行っていうのもね、良かったですね。

-なかなか付け入る隙なかった

新庄監督 今日は、あっさり切り替えられる試合でしたし、明日なんとか1つ取りにいってね。

-5回に先制を許した中堅・アルカンタラの守備について

新庄監督 あれね、フェンス気になったのかな。まあ言い出すとキリないですもんね。万波君のホームランが出た、その前になんか仕掛けて、塁に出て、点数取って…。(加藤貴が)あれだけ抑えてくれていたので。

-万波が7回にバウアーの154キロ直球を捉えて6月初アーチとなる12号ソロ

新庄監督 去年だったら、こういう調子が落ちてきたときに、そのままズルズルっていくところを、あそこで真っすぐを捉えたっていうところが大きいですね。それが成長している証拠なので。

-故障からスタメン復帰した清宮にもヒット出た。明るい材料になる?

新庄監督 いや、材料にはなってない(笑い)。やっぱ試合慣れしてもらってね。で、調子のいい選手を使っていきながら、ちょっとやりくりして。勝つために送り出す選手を決めていきたいと思います。

-昨日はスタメンマスクと示唆していた伏見は、どこか悪かった?

新庄監督 そうなんですよ。練習中に、ちょっと膝の裏…。まあまあ、ひどいっていうところではなくて。今日ね、伏見くんのアクシデントもあって、加藤君とグワチョ(マルティネス)がどういうふうな試合をつくってくれるかなって見れたところもあるし。まあまあ大きなケガではない。

-伏見の抹消の可能性は

新庄監督 ないっす。

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