ロッテが初回に1点を先制したが、延長12回引き分けに終わった。パ・リーグ首位はキープした。

初回に中村奨が右前先制打を放ったが、以降は打線にあと1点が遠く、ゼロが並んだ。9回に2四球と相手失策で2死満塁のチャンスを得たが、角中が二ゴロ。10回には2死二塁から藤原の左前安打も相手前進守備で二塁走者の茶谷が生還出来ず一、三塁。続く友杉が見逃し三振に終わった。吉井監督も「何か良い方法はないかと考えているけれど、なかなか…。ただ言えるのは、若い子がいっぱい試合に出ていて未熟なチームなので、こういう結果から何かをつかんでくれていると思う」。走塁なども含めてミスも多かったが、藤原が2安打し、安田も三塁の守備で再三のファインプレーで投手陣を救うなど、先につながる部分もあった。

リリーフ陣も自己最速155キロを記録した横山や、東妻らが好投して引き分けに持ち込めた。ペルドモ、沢村、益田らは温存した中でのリレーは収穫だ。指揮官は「若い子たちに経験させないと。勝ちパターンはみんなベテランなので。次の子をつくっていくためには、こういう試合もつくらなきゃいけない。しんどいなあというものを経験してくれた。前に進んでいくかなと思っています。まあ、僕のやせ我慢ですけれど。本当は出したいんですけれど」と悩める胸中も明かした。【鎌田直秀】

▽ロッテ益田(通算200セーブ王手も登板なく)「10、11、12と勝ち越したらいってました」

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