4番が一矢報いた! 阪神大山悠輔内野手が8号ソロを放ち、気を吐いた。

3点ビハインドの9回の先頭の打席。カウント1-0から、DeNA今永の148キロの高め真っすぐを見逃さず、左翼スタンドへ。相手左腕の完封を阻止する意地の本塁打だった。

「0点で終わるのと、1点取って終わるのとでは。もちろん、最後まで勝つ気持ちでやっています。結果的に、あそこで1点とれたというのは、明日にもつながると思う」

チームは、23イニングぶりの得点。ルーキー森下も左腕から左前打を放つなど、沈黙の虎打線を目覚めさせる1発だった。「うまく流れをつくれるように」と自分の役割を自覚して1試合、1打席に臨んでいる。4番の一振りは明日への希望の光だ。自身も、5日ロッテ戦(甲子園)以来、13試合ぶりのアーチだった。

交流戦明けで首位攻防戦となる大事な3連戦。これで、横浜スタジアムで11連敗を喫し、そろそろ止めたいところ。「明日また頑張りたいと思います」。チームトップの40打点に乗せた男が、嫌な雰囲気を一掃する。【三宅ひとみ】

【動画】阪神大山悠輔が虎ファンの待つ左翼席へ意地の8号ソロ DeNA今永の完封阻止

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