阪神が今季初の4連敗で、首位陥落の危機に立たされた。2位DeNAに連敗。横浜スタジアムのシーズンでの対戦は、昨季6月28日から屈辱の12連敗となった。最大6・5あったDeNAとのゲーム差は、ついに0・5差に。25日の同戦も敗れれば、5月12日以来の2位転落となる。

「デーゲームの鬼」でも、交流戦で初Vを飾ったDeNAの勢いを止めることはできなかった。先発伊藤将司投手(27)は試合前時点で、ビジターのデーゲームではプロ通算7試合で5勝1敗、防御率1・70。得意な敵地でのデーゲームでも、白星を飾ることができなかった。初回に佐野の適時打を浴び、6回には4番牧に中越えの適時二塁打を浴びた。17年の大学侍ジャパンで同僚だったDeNA先発の東に投げ勝つことができなかった。

打線は、その東に封じられた。3回から5回まで3イニング連続で3者凡退。3番を担うシェルドン・ノイジー外野手(28)、5番を担う佐藤輝明内野手(24)がスタメンから外れた一戦。貧打脱出へ岡田彰布監督(65)が動いたが、テコ入れは実らなかった。

リーグ戦再開前、岡田監督は「まず1つやて。そんな連敗連敗は嫌や」と、横浜スタジアムでの連敗記録ストップを掲げていた。25日のDeNA予告先発はバウアー。20年サイ・ヤング賞右腕との初対戦が、前半戦の大きな正念場となる。

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