「第6回なにわのHERO&HEROINE特別始球式」として、フルマラソン完走時の夫婦の合計年齢が「170歳30日」の最高齢ギネス記録を持つ内田昌詞さん(90)と良子さん(86)が始球式を行った。

分野を問わず大阪に明るいニュースを届けた大阪府民が登板するイベント。野球経験のある昌詞さんは真っすぐにボールをキャッチャーミットへ届け、すぐそばで良子さん(86)も見守った。

昌詞さんは「緊張しましたね。だってこんな名誉なことはないんで、本当に感動しました、2人とも。こんなすごい経験はまずないですから」と胸いっぱいの様子。21年には東京五輪の聖火ランナーも務めたが、良子さんは「今日のほうが緊張したと」と笑って振り返った。

20代の頃から2人で登山やテニス、卓球と体を動かすことが好きだった。元気の秘訣(ひけつ)を聞かれると「特に秘訣(ひけつ)はございません。しっかり体を動かして、しっかり食べて、しっかり寝る。生活習慣だけです」と説得力たっぷりに話していた。