日本ハム先発の加藤貴之投手(31)が、今季初めて複数の四球を与えた。

2回1死で楽天山崎剛に、1個目の四球を与えると、3回2死一塁で阿部に2つ目の四球を与えた。制球力の高い加藤貴が、複数四球を与えたのは、昨年9月21日西武戦(札幌ドーム)以来。さらに5回2死三塁では、浅村を申告敬遠し、21年4月20日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来826日ぶりの3四球となった。

昨季は、シーズン最少記録を更新する11四球。今季も前回登板まで16試合に登板し、9四球と安定していた。建山投手コーチは3回までの加藤貴の投球について「今日は抜けるボールが多くてコントロールに苦しんでいる。変化球が甘いゾーンに入る傾向もある印象です。苦しい序盤を乗り越えて、自分の調子を取り戻し、粘り強く投げていってもらいたいです」とコメント。

ちなみに、この日は初回に浅村に先制2ランを浴び、17年以来6シーズンぶりの4試合連続被弾も、5回までは、その2失点だけと踏ん張っていたが、打線の援護なく7回6安打2失点で7敗目。「初回を反省したいです。2回以降は野手のおかげで粘り強く投げることができました」と振り返った。

▽日本ハム建山投手コーチ(加藤貴の投球について)「ちょっと制球に苦しんでいた感じで、ただうまく中盤立て直して、よく投げてくれました」

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