阪神が無傷の4連勝(アドバンテージ含む)で14年以来、9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。

セ・リーグ優勝球団によるCSファイナルステージ無敗突破は、昨季のヤクルトに続いて過去5度目。3試合連続の逆転勝利で、チャンピオンチームの底力を見せつけた。

2-2で同点の6回2死一、二塁。坂本誠志郎捕手(29)が右翼前にしぶとく落とす適時打で勝ち越しに成功した。4回にも一時勝ち越しとなる左前適時打を決めており、2打席連続のタイムリーとなった。7回には1死満塁から森下翔太外野手(23)が押し出し四球を選び、さらに1点を追加。終盤での貴重な追加点を決めた。

投げては先発大竹耕太郎投手(28)が105球を要しながらも、5回7安打2失点の粘投。リードを渡さなかった。後を受けた2番手桐敷拓馬投手(24)も回またぎの2イニングを無失点。8回には2死一、二塁のピンチも招いたが、ブルペン陣が踏ん張り、守りきった。

18年ぶりのリーグ優勝を決めた今季。次なる目標は1985年以来の日本一だ。岡田彰布監督(65)は試合後のインタビューで「まず第1段階というか、最初のステージクリアしたんで。甲子園では(日本シリーズ)3試合あるんで。もう1度打つ方も調子上げて、みんなで。相手分からないけど、もうひとつ上のステージで勝ち上がれるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と語った。

38年ぶりの頂点に向け、またひとつ歩を進めた。

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