高校卒業から9年目となるオールドルーキー、巨人のドラフト2位ホンダ鈴鹿・森田駿哉投手(26)が19日、名古屋市内のホテルで仮契約を結んだ。

大学で4年、さらに社会人で5年を経験。2月11日と早生まれで、同じく26歳でドラフト指名された72年山本、22年船迫の高校卒業から8年目を上回る球団史上“最遅”の入団となった。岡本和と同世代の最速154キロ左腕は「人生経験は新人の中では一番あると思う。修羅場をくぐり抜けてきていると思うので強みになるかな」と決意をにじませた。

ホンダ鈴鹿では入社からエンジン工場でメンテナンスなどを担当した。「1マイクロメートル単位を合わせる作業を経験させてもらった。細かく、丁寧にする大切さを職場からも学ぶことができた。野球にもつながったと思う。ジャイアンツのエンジンになれるように頑張っていきたい」と業務にかけて抱負を語った。

投手陣のエンジンとして、球団からも即戦力のフル回転を期待される。契約金8500万、年俸1500万。背番号は47に決定。過去に工藤公康氏、山口鉄也2軍投手コーチら好左腕が背負った数字に「責任をもって恥じないように活躍したい。毎年2桁勝利をできるような投手に」と背筋を伸ばした。(金額は推定)【上田悠太】

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