巨人田中千晴投手(23)が指トレでフォークを磨く。14日、川崎・ジャイアンツ球場で自主トレ。

オフのテーマは「フォークの精度を高める」で約1カ月前から新ルーティンを始めた。親指、人さし指、中指の3本の指立て伏せ。10回2セットを2日に1回行い、指を鍛える。「安定して同じ落ち方になるように指の力を上げるアプローチを考えた。原始的ですけど、道具を使うより自重でやった方がいいかなと思う。だいぶハマる感覚も出てきた」と早くも好感触もつかむ。

ルーキーイヤーの今季は30試合登板の2勝3敗、防御率5・51。フォークは決め球としていたが、データを見ると、変化量、リリースポイントなどが安定しておらず課題も見えた。「フォークの安定感を出したいと口だけで言ってダメ」と握り方も微調整を施し、改良を加える。ギターが得意の155キロ右腕。器用な指先に強さを備え、来季は50登板を目指す。

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