年末恒例の「言葉の力」をお届けします。担当記者たちの心に響いた野球人たちの声で2023年を振り返りましょう。
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▽侍ジャパン・ダルビッシュ有投手「結果を気にしすぎてしまうと、自分が追い詰められていくというか、勝手にプレッシャーがかかる。でも、その日その日でしっかり準備をして集中することが大事。どこの国でもそうですけど、そこをまだ間違えてる選手がいる。そこは間違えてはいけないよ、という意味で」(2月17日、宮崎強化合宿で。侍ジャパン合流前に発信した「戦争に行くわけではない。気負う必要はないと伝えたい」というメッセージの真意=木下大輔)
▽侍ジャパン栗山英樹監督「俺、裏で会ってマサタカ抱き締めたんで。もう言葉いらないだろ」(3月5日、大阪で。大トリで合流した吉田正を栗山流の歓迎=木下大輔)
▽侍ジャパン・ラーズ・ヌートバー外野手「日本を代表したことで、日本人として、より誇りを持てるようになった。目的がなく、生きることはしたくない。野球にしても人生にしても、目標を確認しながら、それに向かって達成するために、いつも、もっと良くなるようにやっている」(3月18日、準決勝を前に語った意識と人生観=斎藤庸裕)
▽侍ジャパン村上宗隆内野手「犠打も頭をよぎったんですけど、城石さんが『監督がもうムネに任せた、思い切っていってこいと言ってる』と言っていたので、腹くくっていきました」(3月20日、WBC準決勝のメキシコ戦、不振の中で回ってきたサヨナラ機で覚悟を決めた瞬間=中野椋)
▽侍ジャパン栗山英樹監督「やっぱ野球って本当すごいなっていう。人生を表現してるというか。翔平が頑張ってきた形が、そういう場面につながったなと思います」(3月21日、WBC決勝の最後は大谷がエンゼルスの同僚トラウトを三振で優勝。感想から野球愛が伝わってきた=古川真弥)
▽侍ジャパン大谷翔平投手「憧れるのをやめましょう。今日1日だけは、やっぱり憧れてしまったら超えられないんでね。僕らは今日、超えるために、トップになるために来たので。今日1日だけは、憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さぁ行こう!」(3月21日、過去最強メンバーの米国代表との決勝戦を前にチームの声出しで。頂点を目指す者のマインドを示した=斎藤庸裕)
▽侍ジャパン岡本和真内野手「野球ってこんなに面白かったんだなという大会になりました」(3月23日、優勝帰国会見で純粋に野球を楽しんだ大会をしみじみ振り返った=小早川宗一郎)
▽侍ジャパン井端弘和監督「『ぜひまた侍ジャパンで会いましょう』と言った。欲を言えば半分以上が入ってきてほしいというのが正直な気持ちですね」(11月19日、アジアプロ野球チャンピオンシップ優勝直後、ベンチ裏でメンバーに語り掛けた言葉は井端監督の親心だった=栗田成芳)



