投打二刀流の日本ハム矢沢宏太投手(23)が10日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを行い、2月の春季キャンプ中盤での実戦復帰を目指していることを明かした。昨年11月1日に骨折した右有鉤(ゆうこう)骨を手術。12月にスイングを再開し、前日9日には術後初めてマシン打撃を行った。「ぼちぼちですね。(右手は)ちょっと違和感ありますけど、慣れるかな。時間の問題かなと思います」。この日も室内練習場でマシンを相手に力強くスイングを重ねた。

あとは強度を上げていくだけだ。「ここから、もう少し速いマシンを打って、それで投手が投げる球を打って、何回も打っていくという感じですね」。焦らずに違和感を振り払い、自分本来のスイングを取り戻す作業を続けていく。

投手としては左腕であり、投げることに問題はない。9日にブルペンで捕手を立たせて投げ初め。この日はグラウンドで金村と組んで遠投。何度も力強いボールを投げ込んだ。キャンプ中の実戦出場は「2月中旬に合わせて、トレーナーの方も(リハビリメニューを)組んでくれているようなので、しっかりやりたいなと思います」。投打で問題なくなれば、矢沢の2年目が本格スタートする。【木下大輔】

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