中日ダヤン・ビシエド内野手(34)が27日、ナゴヤ球場屋内練習場で打撃練習を行った。来日9年目のシーズンは中田翔内野手(34)らの加入もあり、定位置の一塁に強力なライバルが登場。「(中田は)チームにとって絶対助けになるいい選手。ポジションは自分で決められない。自分のできることをしっかりやっていくしかない」と前を見据えた。

18年に首位打者、最多安打のタイトルを獲得するなど、中心打者として実績を残してきた。だが、昨季は91試合で打率2割4分4厘、6本塁打と苦しんだ。立浪和義監督(54)はビシエドの起用法について「これから考えます」と白紙状態ながら「打撃状態がよければ」と状況次第では外野起用も視野に検討していくことを示唆した。

ビシエド本人は「昨年は厳しい部分があったが、チャンスはいただけたらと思っています」とまずは横一線からの競争を希望。チームのために最善を尽くすスタイルは不変ながら、容易にレギュラーポジションを手放すつもりはなさそうだ。

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