激戦の定位置争いを勝ち抜く-。オイシックス新潟アルビレックスBCの3年目、小池智也外野手(24)がレギュラー獲得に向け、新潟での1次キャンプでアピールを続ける。この日、球団は3年ぶりに日本球界復帰となる陽岱鋼外野手(37)の獲得を発表。外野のポジション争いはより激化する。BCリーグで過去2シーズン、持ち前の打力を発揮も、NPBドラフトで名前は呼ばれなかった。イースタン・リーグに参加する今季こそ、スタメンの座を勝ち取り、夢のNPB入りをかなえる。
◇ ◇ ◇
小池は黙々とバットを振り続ける。試合ではコンスタントに安打も放ち、時には豪快なスイングで会場を沸かすパワーヒッター。BCリーグ1年目の22年は首位打者に輝き、昨季は2年連続で打率3割超えを記録し、本塁打も8本と持ち前の長打力も見せつけた。NPB経験者の野手が多く在籍する今季は「初日(1日)からバッティングのことは結構聞いた。すごい経験をされている方たちなので、僕にとってはプラスになることしかない」と日々が成長と捉える。
もっとも外野のレギュラー争いは熾烈(しれつ)を極める。前阪神の高山俊外野手(30)、同じ右で法大の先輩でもある中山翔太外野手(27=ヤクルト-九州アジアリーグ火の国)に加え、日本ハム、巨人で活躍した陽岱鋼も入団も決まった。昨季まで4番を任されていた主砲も定位置は確約されないが「逆にプラスに捉えていて、すごい高いレベルで野球が出来るので。自分的にはかなり燃えてますね」。
1月は地元大阪で体を動かした。大阪桐蔭高出身の兄裕也さんのつてもあり、1月半ばには今季からドジャースに移籍する山本由伸投手(25)らの自主トレに飛び入り参加した。ブルペンで投げていた山本から「打席立っていいよ」と日本球界最高峰の球筋を見た。小池は「えげつないっす」と笑ったが、「てっぺんを見させてもらったので、僕もそこを目指したい」という目標も生まれた。
勝負の3年目。NPB入りを2年連続で逃した男の今季に懸ける思いは強い。「1番はNPBに行くこと。そのためにもまずは試合に出続けること」。スタメン争いも、NPB入りも両方を勝ち取るつもりだ。【大島享也】



