今季初実戦となる紅白戦は収穫盛りだくさんだった。

白組の先発を務めた門別啓人投手(19)は2回3安打1失点。宣言通り直球主体の投球で最速148キロを計測した。昨年秋季キャンプから岡田彰布監督(66)がその能力を高く評価されていたが、今春もキャンプ地を訪れた評論家から絶賛の嵐。その言葉に違わぬ実力をマウンドで示した。

打線でも目立つ選手が相次いだ。白組の9番DHで出場したヨハン・ミエセス外野手(28)は初回の1死一塁から、紅組茨木の140キロを左翼芝生席に運んだ。チームでは愛されキャラのムードメーカー。来日2年目の覚醒を期待されるミエちゃんが今季初打席でいきなり結果を出した。

さらに紅組の2番右翼で出場した高卒3年目の前川右京外野手(20)が全打席出塁の4安打をマーク。キャンプでは岡田監督が「スムーズにレベルで打ったらボールが上がるようになってきた」と話していたが、一気にブレークの予感だ。さらに売り出し中の野口恭佑外野手(23)も紅組の3番で出場し、3回にバットを折りながらも左前適時打。外野手バトルがさらに激しさを増しそうだ。

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