「日本生命セ・パ交流戦」でソフトバンクがヤクルトに逆転負けを喫し、本拠地の連勝記録は「11」でストップした。1-1の4回2死二、三塁で山田を申告敬遠。2死満塁でプロ初出場の高卒ルーキー鈴木との勝負を選んだが、大津-海野のバッテリーは全球変化球を選択して左翼に決勝打を浴びた。この場面に小久保裕紀監督(52)は「打てるもんなら打ってみい、という気持ちがバッテリーにあったか」と苦言。交流戦首位の楽天とは2ゲーム差に開いた。
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小久保監督は「ピッチャーなので打たれることもあれば抑えることもある」という前提のもと、バッテリーに厳しい言葉をかけた。
「打てるもんなら打ってみい、という気持ちがバッテリーにあったかどうかはすごい大事やと思います。この世界には。そんな甘いもんじゃない。逃げとは思わんけど。今日のあの対決を見て、この世界でそういう気持ちをバッテリーがお互いに持っていたかどうかはすごく気になりました」
4回だった。同点に追いつかれ、なお2死二、三塁。ここでベンチは山田を申告敬遠した。2死満塁でプロ初出場の高卒ルーキー、鈴木と勝負。18歳のキャッチャーに、大津-海野のバッテリーは全球変化球を選択し、5球目のスライダーを左翼に運ばれた。
結果的にこれが決勝点となり、チームは今季ワーストの9失点。本拠地の連勝記録は「11」で止まった。指揮官は「海野もしかり。真っすぐ、ゼロだったでしょ」。5回には村上に3ランを献上。大津は自己ワースト7失点で3敗目を喫した。「3ランとかは別に。調子が悪かったんでしょうけど」。打たれた事実ではなく、勝負の姿勢に苦言を呈した。「この世界は年齢関係ないとはいえ、キャッチャーの初スタメンの子にそういう気持ちがあったかどうか」。6回からはバッテリーごと交代。倉野1軍投手コーチも「マウンド上で戦う姿勢を感じられなかった。心のどこかで隙があったと思う。これを必ず糧にして欲しい」と奮起を求めた。
大津と海野は、鈴木に投じた5球をどう振り返るか。【只松憲】



