頼れる選手会長が帰ってきた。胃腸炎で離脱していた日本ハム松本剛外野手(30)が1軍復帰し、さっそく7回に右前打を放った。チームは3連敗を喫し、4月15日以来82日ぶりに4位に転落。今季ワーストの借金2となったが、精神的支柱の戦列復帰をプラス材料に、ここからはい上がる。

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松本剛は現実をしっかりと受け止めていた。7回に元同僚の井口から右前打。6月18日、甲子園での阪神戦以来18日ぶりの安打にも、喜びはない。「ホッとした? そんな感じはない。打てるとは思ってましたし。チームの勝ちにつながるところ(で打つ)って言う思いはありましたし。そこはすごく悔しい1日でした」。厳しい口調で振り返った。

初回先頭の水谷が三塁打で出塁も、1死三塁から自身は右飛に倒れた。「何でも良かった。1点取れるところで仕事ができなかった」。勝負どころで結果を出せず、もどかしさだけが残った。

2軍調整中から感じることはあった。「負けている理由がはっきりしている試合が多いかな、って言うのが、僕が出てても見ててもそう思う。そこをつぶさない限りはなかなか勝ちゲームっていうのはついてこないと思う」。散発3安打で、2試合連続の1点止まり。5回は守備の乱れで大きな3点を失った。チャンスで畳みかけたシーズン序盤の集中打は鳴りをひそめ、昨季から大きく修正されたはずの守備にも、ほころびが出始めている。

選手会長として「選手1人1人が自覚して。出ている選手がやるしかないと思う。やるのは選手なので。勝てるように頑張りたいなと思います」。まだシーズンの半分を過ぎたばかり。下を向く時期ではない。リーダー中心に1つになって、壁を乗り越える。

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