日本ハムが同率3位の楽天に大敗し、4位に再転落した。先発した福島が失策から崩れて4回0/3を7失点(自責3)で2敗目。6回から登板した上原も2回7失点と炎上するなどチーム今季ワーストの16失点と一方的にやられた。首位ソフトバンクに連勝して勝率5割に戻したが、1日で借金生活に逆戻り。新庄剛志監督(52)は試合後、怒りを静めて次の試合へ向けて気持ちを切り替えた。
天国から見ていたであろう大沢親分も“喝”を入れていたかも…しれない。「ファイターズ50周年シリーズ」の最終カード初戦。監督や球団常務を歴任した大沢啓二氏の孫、タレント大沢あかねの始球式で始まった1戦で、今季ワーストの16失点で大敗。新庄監督は「1つのエラーからピッチャーが崩れて、たくさん点を取られる。野球は怖いですね」と振り返った。
指揮官が指摘したシーンは2回。先発福島が先頭の鈴木大に四球を与えたが、続くフランコを遊ゴロに打ち取りながら、名手の上川畑がまさかの失策。「ダブルプレー、彼ならできるんで…」。併殺打が一転、無死一、二塁のピンチを招き、若き右腕も味方のミスをカバーしきれなかった。
新庄監督も試合中の采配で“喝”を入れた。5回に水谷がフランコの左翼フェンス際の大飛球をグラブに当てながら落球(記録は左安)。指揮官も「捕ってもらわないとね」と6回の守備からベンチへ下げた。
6回に登板した上原は3四球で満塁とし、バットに当たれば何か事を起こしていたフランコにグランドスラムを浴びた。「(2軍で)もう1回、走り込んで下半身を鍛えて安定してくれば、リリースポイントも安定してくる」と2回7失点の左腕の降格も即断した。
14日に3位で並んだ楽天に、再び後れを取って4位に後退。ただ、16失点してもゲーム差は1つしか開かないのが野球。新庄監督も「こういうゲームだからこそ切り替えれる」。16日は“あっぱれ”な野球で勢いを取り戻す。【木下大輔】



