ソフトバンクが痛恨の3戦連続逆転負けを喫した。1点リードの7回に今季ワーストとなる1イニング7失点。先発の大関友久投手(26)が無死満塁のピンチを招き、2番手の杉山一樹投手(26)が3つの押し出し四球を献上する大乱調。最後は3番手の又吉克樹投手(33)がソトに11号3ランを浴びて万事休した。6月は1度もなかった連敗が、7月はすでに2度目の3連敗。2位ロッテに6ゲーム差に迫られた。
◇ ◇ ◇
試合の流れは7回に急転した。2-1のスコアが2-8に変わった。1イニング7失点は今季ワースト。ロッテから打者一巡の猛攻を受けて、あっという間に劣勢に回った。そのまま痛恨の3試合連続逆転負け。2位ロッテとの本拠地3連戦の初戦を落とし、6ゲーム差に迫られた。
小久保裕紀監督(52)が「今日のポイント」と話したのは中村奨への四球だった。大関は先頭の5番佐藤に右中間二塁打を浴び、6番中村奨を歩かせてしまった。指揮官は「送りバントで同点狙いではなく逆転狙いだった。完全にフォアボールを狙っている時に見逃し三振を狙いにいこうとしすぎてコースを突きにいき過ぎていた」と言及。追い込んでから3球連続で内角を狙ったが、審判の手は上がらなかった。
大関は無死満塁のピンチを残して降板。小久保監督は三振が狙える最速160キロ右腕の杉山にマウンドを託したが、杉山は制球が定まらずに3つの押し出し四球を献上した。指揮官は「杉山の今後のステップアップのためのイニング途中(投入)」と起用の意図を説明したが「ノーアウト満塁は想定外だった」ともいう。離脱中の守護神オスナは前半戦での戦列復帰が微妙な中で「7、8、9回をどうしていくかっていう中でチャレンジしている。(杉山は)これにへこたれずにやってほしい」と奮起を促した。
杉山の後を受けた又吉もソトに3ランを浴び、試合の行方が決まった。6月は1度もなかった連敗が、7月はすでに2度目の3連敗。「我慢の月」という指揮官の言葉通り、7月は3勝8敗と急ブレーキがかかっている。9回は意地の追い上げで2点を奪い、守護神益田を引きずりだした。最終回の攻撃を2戦目以降につなげたい。【只松憲】
▽ソフトバンク大関(6回0/3を5安打4失点で今季2敗目)「自分のせいで苦しい試合展開にしてしまい、申し訳ないし、悔しい」
▽ソフトバンク杉山(7回無死満塁で登板し、3つの押し出し四球を献上)「自分的には大量失点をしないように、高めに浮かないようにやったつもりでしたがストライクが入らなかった。申し訳ないです」
▽ソフトバンク柳町(4回1死二塁から中前適時打)「チャンスで1本と集中しました。しっかりと一振りで仕留めることができました。(二塁走者の)山川さんの激走に感謝します」



