ヤクルトの頼れる主将が負の連鎖を断ち切った。代打の山田哲人内野手(32)が決勝打を放ち、連敗を3で止めた。2-2と同点の9回2死二塁。阪神の桐敷の直球にタイミングを合わせ、外野の前進守備を超える適時二塁打となる決勝打を放った。お立ち台に上がると「しっかり捉えられたので、よかったです。とにかくうれしい気持ちでいっぱいでした」と満足げに振り返った。

狙い通りに仕留めた。「とにかく強引にならずにセンターの方向にという意識で、自分のイメージ通りに打てた」。今季初対戦となった桐敷に対しても動じない。「スコアラーの方に球種は聞いていたので。後は受け身にならず積極的にファーストストライクから攻めていこうという気持ちで行きました」と準備を尽くし、中堅の頭上を超える長打とした。

今季は代打での起用も目立つ。慣れない役にも「(川端)慎吾さんとかの姿を見ていますし、準備不足が一番いけないなと僕自身も感じているので」と怠らない。そんな気持ちが、ここぞの場面で結果に結びついた。

チームは8月に京セラドーム大阪で行われる阪神戦は、10年8月14日から18連敗中と苦手としていた。敗れれば今季最多の借金「16」の一戦でもあった。「やっぱり勝つということがすごい大事。負けていい試合なんてない」と山田。価値ある1勝に浸ることなく、本拠地でのDeNA3連戦へ気持ちを引き締めた。【平山連】

【動画】ヤクルト山田哲人が右腕突き上げた 9回2死二塁から代打で勝ち越し適時二塁打

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