巨人坂本勇人内野手(35)が72日ぶりの決勝2ランで、勝利をたぐり寄せた。無得点に抑えられていた中日大野から、7回に左翼席へ、6月14日日本ハム戦(エスコンフィールド)以来の5号2点本塁打を描いた。6月から7月にかけて打撃不振で16日間のファーム再調整後、初アーチだった。先発した菅野智之投手(34)は7回1/3 5安打無失点え、両リーグ単独トップの12勝目を挙げ、チームは3カードぶりに勝ち越した。首位広島が敗れたため、1ゲーム差に再接近した。

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懐かしい顔に2軍施設の窓からヒョッコリ顔を出して手を振った。「今、終わったよー」とリカバリー中の坂本が声をかけたのは、2軍戦を終えたばかりの元同僚・陽岱鋼だった。7月のファーム再調整期間中、イースタン・リーグのオイシックスで現役を続ける陽とジャイアンツ球場で再会。陽は「野球人である以上、プレーしたいなと思ってプロ、独立関係なくグラウンド立ったら感謝の気持ち忘れずにプレーしている。それは昔からずっと一緒」と古巣相手に汗を拭った。

試合前には近況報告と、野球談議で話が弾んだ。「技術は勇人はあるんで体だけ。こういう年齢になってくると体の変化もあるんじゃないかな。僕も経験しているので」と、1歳年上で現役を続けるからこそ互いに共感もできる。「かわいいよね。さっきも僕の名前呼んできて。それが勇人」と変わらぬ関係。ユニホームを着続ける陽の姿は、坂本にとって何よりも刺激的だった。【巨人担当=栗田成芳】

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