ソフトバンク近藤健介外野手(31)が今季最多1試合4打点の活躍で4カードぶりの勝ち越しを呼び込んだ。0-0の3回2死満塁で走者一掃の決勝二塁打を放ち、5回には2戦連発の19号ソロ。7、8月は打率2割前半と苦しんだが、パ・リーグ唯一の3割打者が復活の大暴れだ。打線は今季9度目の2桁得点で12球団最速500得点に到達。2位の日本ハムも敗れ、優勝マジックは2つ減って15となった。
◇ ◇ ◇
ホークス不動の5番が目覚めた。両軍無得点の3回2死満塁。近藤が種市の154キロを鋭いライナーで右中間に運んだ。「チャンスを絶対に生かそうと」。フルカウントでの真っ向勝負に勝った。走者3人がホーム生還。近藤は中継プレーが乱れる間に三塁も陥れた。「いい集中力が出せたと思います」。12球団最強クリーンアップの最後のとりでが最高の仕事をした。
7、8月は苦しんだ。「根本的に何かがずれている」。2カ月で151打数35安打で打率2割3分2厘。通算打率3割超の男にとっては不調だった。「タイミングの取り方ですかね。映像を見返すとタイミングが取れていない部分が多かった」。今カードは悪天候により、3日間とも試合前練習は室内。黙々とフリー打撃を繰り返して修正に成功した。
「初戦からある程度は見え方も良かったですし、スイングも悪くなかった」
5回は2戦連発となる19号ソロを放ち、今季最多の1試合4打点。4打点以上は23年8月5日の日本ハム戦(5打点)以来で移籍後2度目だ。7回は左翼への二塁打で15試合ぶりの猛打賞というおまけつき。「復活? それはこの後の結果次第じゃないですか。それは自分でも分からないです」。パ・リーグ唯一の3割打者が地元千葉で大暴れ。今季9度目の2桁得点を呼び、12球団最速500得点にも到達。4カードぶりの勝ち越しを決めた。
ZOZOマリンの試合終了から約1時間後、所沢で2位の日本ハムが西武にサヨナラ負けした。優勝マジックは2つ減少。M15となり、3日からは本拠地で日本ハムとの直接対決2連戦を迎える。「主力が打たないと苦しい。過ぎたことはしょうがないので、しっかり9月は貢献できるように」。古巣日本ハムにはパの球団別で最高の対戦打率3割4分3厘。よみがえった男が優勝戦線を引っ張る。【只松憲】



