西武が連夜の終盤逆転勝ちで日本ハムにカード勝ち越しを決めた。元山飛優内野手(25)が劇的なサヨナラ打を含む4安打3打点の大暴れを見せた。6月1日の巨人戦に続く今季2度目のサヨナラ打でチームメートから手荒い祝福を受け「毎回顔にすごい勢いで水をかけてくるんで、もう首から下でお願いしたいです」と笑みがこぼれた。
敗色ムードを振り払った。2点を追う9回2死満塁。前夜に代打逆転決勝2ランを放った栗山が9球粘った末に押し出し四球を選び1点差に詰めた。ベテランの執念に「鳥肌が立った。栗山さんの必死さを無駄にしたらあかん」と右中間へ2点適時二塁打。3時間49分に及ぶ熱戦に終止符を打った。8月下旬に1軍復帰後は安打が出てなかったが、この日は第1打席から快音を響かせた。右へ左へと打ち分け今季初の猛打賞だ。
昨年末にヤクルトからトレードで移籍した新顔。この日引退を発表した金子侑にはお世話になりっぱなしだった。遠征中に毎回食事に連れて行ってもらうなど「何でこんなにかわいがってくれるんやろ、というぐらいかわいがってくれた。侑司さんが面倒を見てくれたおかげでチームにも入りやすかった」と感謝が絶えない。
この日の朝には金子侑から「打てよ」と激励のLINEを受けて、気合がみなぎった。「侑司さんが引退を発表した日にライオンズが負けるわけにはいかない」。お世話になった先輩の節目の日に自身のバットで恩返しを果たした。【平山連】



