広島森下暢仁投手(27)が1日、21年以来4年ぶりにキャンプ初日にブルペン入りした。正捕手の坂倉を相手に直球のみ、19球を投じた。「監督も言っていた通り“争い”というところを意識して、初日から入れるのであれば入ろうと思っていました」。床田と大瀬良と争う開幕投手候補の中で、ブルペン入りしたのは森下のみ。初の大役へ向け、投球でアピールした。

まだ試運転の段階ながら、1球1球投球フォームや球質を確認しながら、捕手のミットを心地よく鳴らした。順調な調整ぶりを示す初投げに「今まで本当に代わり映えしない成績が続いているので、本当に今年はいい成績を残したいなと思っています」と表情を引き締めた。昨季は2年ぶり3度目の2桁勝利も、チームが失速した9月以降は1勝もできなかった。シーズン自己最多勝利数も10勝にとどまるだけに、さらなる高みを目指して練習に取り組んでいる。

悔しさを胸に、今季はチームの先頭に立つ覚悟を決めている。「チームが優勝することが一番だと思う。とにかく、チームの中心になってやっていければ」。オフの順調な調整に加え、芽生えた自覚がブルペンへと向かわせた。

言動の変化に、新井監督は目を細める。「自分の今の立ち位置とか周りのことも考えて、初日から入ったんじゃないかな」。開幕戦を戦う阪神には直近3年で2勝6敗(12試合)と負け越しているものの、指揮官はキャンプイン前日に「相性とかは全く見ない。年が変わっているから、1回リセットして、見ない」と断言していた。

開幕投手争いのゴングを鳴らした右腕は「いい準備をして、しっかり争えるように頑張りたい」と3月28日のマウンドを見据えた。

#球春到来! 楽天ドラ1宗山塁が躍動 プロ野球12球団がキャンプイン/写真速報