大逆転への旗手となれるか-。西武の西川愛也外野手(26)が2日の楽天戦(楽天生命パーク)で1軍に合流する。
右肩違和感からリハビリを経て、8月31日の2軍楽天戦(カーミニークフィールド)で合格点に。西口文也監督(52)も8月31日に「仙台から」と明言した。
汗だくの手には1軍への切符が握られていた。チーム関係者から手渡された、文字通り東北新幹線の仙台行き乗車券。「グリーン車かな…グリーン車だ!」と無邪気に笑う。C席に座り、指定席の1番打者に戻る。初の年間規定打席の確定まで「7」と迫る中、右肩に違和感を覚えたのは8月7日のことだった。
プロ8年目に「1番中堅」としてレギュラーに定着した。さらにリーグ最多安打、フルイニング出場、目標のゴールデングラブ賞も見える中での離脱。「最初は原因も分からなくて。なんでやろうと」。投げるのは大丈夫でも、振り抜くと痛みが出る。炎症を注射で抑えながら、丁寧にリハビリを続けてきた。
西川が離脱し、1番打者の代役はそう簡単には見つからなかった。「早くそこに僕も立ちたいなとずっと思ってました」とこの約3週間を振り返る。「もう1度、シーズン序盤の勢いみたいなものを持ってこられたらなと思います」と活躍を誓う。残り26試合でCS圏内まで8・5ゲーム差。かなり苦しいが、ミラクルが起きるのならば「1番西川」の出塁が起点になる。【金子真仁】



