首位を走るソフトバンクが楽天のアーチ攻勢に屈し、連勝が5でストップした。先発の松本晴投手(24)が4回3失点KO。3回に同点ソロ、4回には手痛い勝ち越し2ランを献上した。

打線も藤井対策で柳町達外野手(28)をプロ6年目で初めて4番に据えるも、6回まで1得点のみと攻略できず。本拠地黒星は8月16日以来も、2位日本ハムが敗れ、優勝マジックは1減って15となった。

タカ党の歓声が、最後は大きなため息に変わった。2点を追う9回2死一、二塁。牧原大は二塁へのゴロを放ち、全力疾走で一塁ベースを駆け抜けた。判定はセーフ。満塁の好機かと思われたが、楽天側がリクエストを要求した。リプレー検証で覆り、連勝が5でストップ。本拠地黒星は8月16日のロッテ戦以来、実に9試合ぶり。小久保監督は「いい粘りだったけどね」と淡々と振り返った。

誤算だったのは先発した松本晴だ。1点リードの3回に3番ボイトに同点ソロを献上。4回には2死から四球を与え、9番太田に手痛い勝ち越し2ランを被弾した。カウント3-1から真ん中直球を仕留められ、指揮官の表情も厳しかった。「(ストライクを)取りにいったホームラン。優勝争いをしている中で太田のホームランは『仕方ない』じゃ済まされない」。松本晴も「ホームラン2本で簡単に逆転されてしまった」と肩を落とした。

打線改造も、苦手左腕の攻略につながらなかった。今季5度目の対戦となったが、先発藤井に3敗目(1勝)を喫した。6回まで3イニングで得点圏に走者を置くも、わずか1得点のみ。試合前まで対藤井に打率5割(8打数4安打)、1本塁打、1打点と好相性の柳町をプロ6年目で初めて4番に抜てき。初回、3回はともに四球を選ぶも、5回は2死一、三塁で見逃し三振。好機で、あと1本が出なかった。

2位の日本ハムが敗れ、優勝マジックは1減って15とした。9日は敵地で新庄ハムとの直接対決1試合を控える。気持ちを切り替え、リーグ連覇へのカウントダウンを着実に進めていく。【佐藤究】

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