甲子園で「ミ・ウ・ラ」コールが鳴りやまない。5年間の“番長DeNA”政権が幕を下ろした。今季限りでの辞任が決まっている三浦大輔監督(51)がCSファイナルで阪神に3連敗して終戦。大観衆からの拍手と声援に包まれながら、最後はグラウンドに一礼。「まさかですね。子供の頃から来ていた球場で。今日は完敗でしたけど、藤川監督にも『お疲れさま』と言っていただいて。悔しさもありますけど、本当に幸せでした」。目は涙で赤かった。

リーグ王者の阪神に力負けだった。崖っぷちの第3戦。相手先発高橋に8回1死まで無安打に封じられた。3連敗で敗退。2年連続日本シリーズ優勝で花道を飾ることはできなかった。「強かったですね。セ・リーグ代表として日本シリーズでも頑張ってほしいです」とエールを送った。

在任5年間で、直近4年連続のAクラス入り。昨季は26年ぶりの日本シリーズ優勝。ただ12球団最長ブランクとなる27年連続V逸の責任を、辞任という形でけじめをつけた。「リーグ優勝という目標を達成できなかったのは監督の責任。ケジメをつけないといけないという思いをオーナーにも伝えさせていただきました」と決意は固かった。

試合後には涙を浮かべる選手やスタッフ1人1人と握手し、言葉を交わした。「勝てなかったですけど、この大観衆アウェーの中でプレーできたことを自信にして、来年に生かしてほしい。来年楽しみだなと思います」と三浦監督。このチームの底力を誰よりも信じている。【小早川宗一郎】

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