毎日の食卓を彩る白米のように、欠かせぬ存在を目指していく。ヤクルトのドラフト6位NTT東日本・石井巧内野手(23)が千葉・船橋市内の同社施設で球団側から指名あいさつを受けた。
青木GM特別補佐、橿渕スカウトグループデスク、担当の押尾スカウトと面談した。日本ハム石井一成を兄に持ち、作新学院、中大、NTT東日本と名門を歩んできた。ゆっくり根を張りながら、夢を実らせた。「小さい頃から憧れの舞台だった。挑戦できるのはとてもうれしい」と実感を込めた。
栃木・那珂川町の実家は米農家を営む。室町時代から約600年の歴史があり、現在はコシヒカリの「石井米」というブランド米を育てている。
自身も幼少期は田植えや稲刈りなど手伝っていた。「(両親から)一粒でも残したら怒られてしまう。おいしい焼き肉屋さんに行ったとしても、ご飯は石井米を食べたいなって思ったりします」と“農家あるある”を披露。勝負飯は石井米で、ここぞの時は腹にこしらえる。「ぜひ食べてもらいたいです。本当においしいので」と続けた。
球団からは安定した守備力を評価され、即戦力の内野のユーティリティープレーヤーとして期待される。 「(目標は)少しでも早くチームの戦力になること。ホームランを何本も打つようなタイプではなく、守備でも派手さはないと思いますが、堅実にこなしていくような選手になりたいと思っています」
一粒一粒がツヤツヤと輝きつつ、毎日、そこにある安心感。食卓を支える白米のように、派手さはなくとも、欠かせぬ存在となっていく。



