今秋ドラフトで育成含め2人が指名された仙台大(仙台6大学)は、投手リーダーも務めた樫本旺亮投手(淡路三原)がホンダ鈴鹿に内定した。同大ではかなわなかった「日本一」とプロ入りを目指す。芳賀慎之介内野手(聖光学院)はバイタルネット、飯塚恒介外野手(霞ケ浦)は茨城トヨペット、山名健心投手(霞ケ浦)は今年から埼玉県野球連盟に加盟したクラブチーム、3GoodGroup HOZEN noLimitedsへと進む。【取材・構成=木村有優】

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「野球をやっている限りはプロを目指します」。飯塚は力強く口にした。課題にはフィジカル含めたパワー面を挙げた。そこには、チームメートで今秋ドラフトで広島1位指名の大型パワーヒッター、平川蓮外野手の存在が大きく影響していた。1年夏に野手転向した平川。一発目の打席での飛距離に「こいつマジか…」。飯塚は衝撃を受けた。

2年春からベンチ入りするも、同冬に肘をけが。打撃不振に陥った。「好調だった時のフォームが戻ってこなくて、一からのスタートでした。目標も見失いました」。迎えた4年のラストシーズン。打撃フォームを大きく改造し、構えやスイング、タイミングの取り方まで変えた。抵抗はあったものの、「自分の結果じゃなくて、チームが勝てれば」と変化を恐れなかった。その結果、スタメンに定着。東北福祉大との最終戦では本塁打も放った。集大成の一発だった。

「まだ野球を続けられるという幸せを感じつつ、もっと上を目指していきたいと思います」。まだまだ、これからだ。

◆飯塚恒介(いいつか・こうすけ)2003年(平15)7月23日生まれ、茨城県下妻市出身。小2から豊加美ライナーズで野球を始め、中学は筑西田宮ボーイズでプレー。霞ケ浦では1年春からベンチ入り。仙台大では2年春に初のベンチ入り。174センチ、77キロ。左投げ左打ち。好きな言葉は「初志貫徹」。