ソフトバンク山川穂高内野手(34)、秋広優人内野手(23)の師弟コンビが初アベック弾を放ち2人で2回までに8打点と大暴れした。1回、師匠山川の左前適時打で1点先制すると、なおも2死満塁で弟子の秋広が満塁弾。同じ身長201センチの右腕巨人ウイットリーの直球を打球角度22度の低いライナーで右翼テラス席で運んだ。

「久しぶりにホームに帰ってきて、アーリーワークからいい感覚を出すことができ、1打席目から結果につながった」。昨年11月の自主トレから秋広が志願で弟子入り。この日も午後0時過ぎから山川と早出でカーブマシンを相手に黙々と打ち込んだ成果を発揮した。関西遠征と地方開催の宇部の4試合は10打数無安打と苦しんでいた。

山川は「アーリーでの打撃もよくなかった。『何で悪いと思う』って話しをした」と明かした。秋広自身にどこが悪くなっているかを言葉で伝えさせ、アドバイスした。結果は満塁弾を含む猛打賞で5打点。オープン戦3号は12球団トップタイ。対外試合4発はチーム最多となり、開幕1軍へ結果で食らいついている。

山川は「今、迷いなく振れているのはいい。(秋広は)優しいから『振れ』と言っている」と、積極的に振れと教え続けている。そう言う師匠も2回に右翼へ3ランと2安打4打点。「出ないよりは手に残る感触があるのでいい。今年の方が立っている姿もいい。今日くらい直球に対してコンタクトできれば昨年ほど打率が落ちることもない」と調整は順調。体重を104キロに絞って練習できる体にしていることもプラスだ。

山川は「1年いや3年続けて打たないと認められない。甘くない世界」と、秋広に浮かれることなく結果を出し続けることを望む。開幕後も師弟の名前がスタメンで並ぶように、2人の早出特打はこれからも続く。【石橋隆雄】

▽ソフトバンク王会長(秋広の3号満塁弾に)「シンプルに、1発で仕留められるようになってきたよね」