<全日本大学野球選手権:早大3-2九州共立大>◇17日◇準決勝◇神宮

 長崎日大コンビの奮闘もむなしく、九州共立大(福岡6大学)が惜敗した。2点を追う6回2死満塁から、小瀬戸雄大内野手(3年=長崎日大)の左前適時打で同点。しかし流れが傾きかけた8回、粘投していた大瀬良大地投手(3年=長崎日大)が3連打されて決勝点を失い、2年連続の4強止まりとなった。

 小瀬戸はこの試合、チームの全3安打2得点を1人で打った。来秋ドラフト1位候補の大瀬良も、準々決勝で3安打完封し、この日も最速150キロをマーク。仲里清監督(58)は「あの2人は高校も同じで、助けたり助けられたりしている。うちは打撃が弱いから、大瀬良は自分が何とかしなきゃと思って力んだんじゃないか」と思いやった。