WBC日本代表の山田久志投手コーチ(60)が7日、オリックスの宮古島キャンプを訪れ、代表候補の小松聖投手(27)のブルペン投球を捕手後方から見守った。間近で見るのは初めてで「想像していたよりもはるかにいい球を投げていた。スライダーとシュートのキレと制球がよかった」。合宿では「中継ぎ」として枠を争わせることを明言した。

 楽天田中らがライバルとなる。「特に中継ぎは選ぶのが大変。選ぶときにプレッシャーになる」と同コーチ。チームでは開幕投手に決まっている昨季15勝右腕だが、代表に選ばれた場合、期間中は代表の役割に集中させるためシーズンのための準備はさせない考えも明かした。小松は「(視察で)モチベーションが上がった。これからいい練習ができます。少しでも世界一に貢献できるように頑張りたい」と気持ちを引き締めた。

 [2009年2月8日11時12分

 紙面から]ソーシャルブックマーク