<中日6-5阪神>◇2日◇ナゴヤドーム
阪神真弓明信監督(56)の非情継投は実らなかった。安藤が代打野本に左中間適時打を浴び、リードを5点から2点に縮められた4回、なお1死二塁のピンチ。指揮官は筒井への交代を告げた。
「流れが悪いと思ったんで代えました。1番からとか、相性もあった」
その前には暴投などで傷口を広げており、次打者は直前の打席でヒットを打たれた井端。第1戦を取ることを最優先に考え、心を鬼にして開幕投手に降板を命じた。久保投手コーチは「3回り目の上位は厳しかった。抑えられる感じじゃなかった。投げさせてやりたかったけど、チームで戦っているから」と説明。だがこれまで無失点を続けてきた筒井も3連打されて逆転を許した。思い切った勝負手を打ったが、無念の結末となった。
[2010年4月3日12時23分
紙面から]ソーシャルブックマーク