左膝半月板手術から復活を目指す阪神城島健司捕手(34)が26日、真弓監督の開幕マスク要請をガッチリ受け止めた。前日25日に指揮官が「焦らないでいいが、開幕に間に合わせてほしい」と初めて明言。それを受け、鳴尾浜での2軍練習後に「了解」のメッセージを発した。

 「それは高知で(監督と)お話ししたときに言われていたのでね。『おまえが開幕に合わせてくれるのが一番。(状態が)自然にOKなら当然合わせてくれ』とね。(監督と)コミュニケーションはしっかりとっています。メディア発信ではないですからね」

 24日に担当医から「完治」のお墨付きを受けた。指揮官は検査前から開幕戦を見据えて本人と話していたようだが、良好な検査結果によって「希望」が「確信」に変わっている。一貫して開幕戦出場を公言してきた城島にも異論はない。

 この日はベースランニングを再開。スパイクは履かなかったが他の選手とダイヤモンドを2周、軽快に駆け抜けた。

 「たまたまそこにベースがあっただけですよ。ベースを踏む感覚ですね。次からスパイクを履いてのダッシュが入ってくるので」。3月1日からは1軍の投手の球を座って受ける可能性が高い。城島も開幕戦出場を前提にペースアップしていく。

 [2011年2月27日11時7分

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