<オープン戦:オリックス0-4阪神>◇27日◇春野

 そろそろ岡“怒”監督に変身や。オリックス岡田彰布監督(53)がストレスのたまる阪神戦に軽くプッツンした。シャットアウト負けに加え、寺原やバルディリスの一塁悪送球など3失策にマクレーンの暴投のオマケも付いた。軽率なプレーかと問われ「軽率かどうかは選手に聞いてくれ。おれは軽率なプレーしろて言うとらん」と声を荒らげた。突然、監督室のイスから立ち上がり、そのまま帰りの車に乗り込んだ。

 昨季もふがいない内容には厳しい態度、口調でチームへカツを入れており、本番モードへの移行期間を思わせた。日高のリードも岡田監督を怒らせたようで、2安打された阪神高浜への配球を持ち出し「内角真っすぐ待ってるのにいくやろ、な」と改善を求めた。昨年リード面で酷評し3度も2軍に落としたが、今季は「100試合以上マスクをかぶってほしい」と期待を寄せる正妻候補に早くも愛のムチを振るった。

 指揮官は「3月に入れば本番モード。相手に強い印象を与えんといかん」と調整ではなくガチンコ勝負を予告。昨季5位から巻き返す岡田オリックスは早くもペナント争い並みの緊張感に突入する。

 [2011年2月28日10時43分

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