西武のドラフト3位金子侑司内野手(22=立命大)が開幕スタメンに抜てきされた。チームの新人では11年秋山以来で、「7番右翼」で先発する。オープン戦2位の5盗塁、打率2割9分2厘と結果を残し「開幕1軍が目標でした。新人らしく、思いきりよくやりたい」と意気込みを語った。慣れない外野守備に挑戦中で、粗削りな部分はあるが、「野球勘がいい」と渡辺監督は若い力の爆発に期待する。

 またポスト中島争いを制した19歳永江恭平内野手は「9番遊撃」を勝ちとった。10代で開幕遊撃の先発出場は、チームで54年豊田泰光以来。日本ハム大谷に対抗心を燃やし「体は小さくても、やれるんだぞと見せつけたい」と威勢よく話した。フレッシュコンビに加えて1番片岡、2番秋山、5番ヘルマン、6番浅村と俊足ぞろいの“機動力打線”で、シーズンのスタートを切る。