5戦全勝で5大会連続4強進出を果たした日本は、3大会ぶりの決勝進出をかけてメキシコと対戦。1点を追う9回裏、不振の村上宗隆が逆転適時打を放ち劇的なサヨナラ勝ち。3大会ぶりの決勝進出を決めた。明日、世界一を目指し米国と対戦する。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メキ | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 |
日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 | 6 |
【日】佐々木、山本、湯浅、大勢
【メ】サンドバル、ウルキーディ、ロメロ、クルス、レイエス、ガエゴス
【本】Lウリアス(メ)吉田正(日)
1回
【メキシコ】
日本先発は佐々木朗希
アロザレーナ 初球は161キロ外れボール。最後は163キロど真ん中直球で空振り三振!
バードゥーゴ 163キロ直球で左飛
メネセス 146キロのスプリットで空振り三振。あっぱれ! 佐々木朗希
【日本】
メキシコ先発は左腕サンドバル
ヌートバー 142キロスライダー空振り三振
近藤 140キロスライダー見逃し三振
大谷 初球151キロストライク。2球目135キロボール。3球目135キロチェンジアップ空振り。4球目135キロボール。5球目143キロスライダーボール。6球目145キロ外角高めスライダー見逃し三振。サンドバル、敵ながらあっぱれ!
2回
【メキシコ】
テレス 156球で遊ゴロ。本来なら中前に抜けるゴロだったがシフトがズバリ!
パレデス 161キロ直球打たれ左前安打
Lウリアス 161キロ直球打たれ投手返しの痛烈なライナー。グラブに当たらず体に直撃し強襲内野安打で一、二塁。大事には至らず続投
トレホ 161キロ直球で6-4-3の遊ゴロ併殺打に仕留め無失点!
【日本】
吉田正 132キロチェンジアップうっ手中前安打
村上 140キロ高めスライダー空振り三振
岡本 6-4-3の遊ゴロ併殺打。ゲッツー返しで無得点
3回
【メキシコ】
トーマス 145キロのスプリットで一ゴロ
バーンズ 161キロ直球で三ゴロ。村上がお手玉したがアウト
アロザレーナ スライダーをミートされたが一塁ライナーで3者凡退
佐々木の投球数はここまで41
【日本】
山田 チェンジアップ空振り三振
源田 バント安打を狙ったが投手のやや右に転がりアウト
中村 バットを止めたが二塁へのハーフライナー
サンドバルの投球数は35
4回
【メキシコ】
バードゥーゴ 146キロのスプリットで空振り三振(3個目)
メネセス 142キロ変化球が抜け甘く入ったが左飛
テレス 163キロ打たれ左前安打。シフトの逆を突かれ三塁線を破られた
パレデス 161キロで詰まらせたが三塁の頭を越えるヒットで2死一、二塁
Lウリアス 高めに浮いた145キロ変化球を打たれ左中間へ先制3ランを被弾
トレホ 161キロ直球で遊ゴロ
佐々木の投球数は64
【日本】
ヌートバー シフトにかかり遊ゴロ
近藤 一、二塁間を破る右前安打
大谷 初球132キロ低めボール。2球目150キロ低めボール。138キロ外角高めスライダー打ってファウル。4球目151キロ低めボールで3-1。5球目140キロスライダー見逃しフルカウント。6球目142キロのスライダーを捉えたがセンターライナーで2死一塁
吉田正 2打席連続となる左前安打で2死一、三塁
村上 初球スライダーファウル。2球目スライダー見逃し2ストライク。3球目142キロスライダー高めに外れボール。4球目140キロスライダー見逃し三振
サンドバルの投球数は55
5回
【メキシコ】
日本は山本由伸が登板
トーマス 143キロのスプリットで空振り三振
バーンズ ツーシームで三ゴロ
アロザレーナ 3-1から直球わずかに外れ四球
バードゥーゴ 143キロで二ゴロに仕留め無失点
【日本】
岡本 2球目のチェンジアップ捉え左翼へ大飛球。フェンスを越えたかと思われたがアロザレーナがジャンプ一番ホームランキャッチ。白球はグラブの中に。アロザレーナはスタンドのファンにボールをサインしてプレゼント
山田 右前安打
源田 フルカウントから四球を選び1死一、二塁
ここでメキシコは2人目のウルキーディが登板
代打牧 遊ゴロで2死二、三塁
ヌートバー フルカウントから四球を選び2死満塁
近藤 初球を捉えたが左飛。またしてもアロザレーナに好捕され無得点
6回
【メキシコ】
この回から甲斐がマスク
メネセス 153キロ直球で二ゴロ
テレス 143キロのスプリットで空振り三振
パレデス 142キロのスプリットで一邪飛。ナイスピッチング!
【日本】
大谷 初球150キロファウル、2球目140キロファウル、3球目150キロ直球にやや詰まったが左前に落として無死一塁
吉田正 一ゴロ。大谷が二塁封殺。1死一塁
村上 140キロの真ん中チェンジアップ空振り三振
岡本 3-1から四球を選び2死一、二塁
山田 フルカウントから四球を選び2死満塁
源田 チェンジアップ打ち上げ左飛で無得点
7回
【メキシコ】
Lウリアス 150キロで遊ゴロ
トレホ 四球
トーマス 空振り三振。トレホが源田のタッチをかいくぐって二盗。当初の判定はセーフだったが長いリプレー検証の末アウト! 三振ゲッツーで無得点
【日本】
甲斐 150キロ直球空振り三振
ヌートバー 変化球捉えたが左飛。またしてもアロザレーナにキャッチされる
近藤 低めのカーブ打って右前安打
メキシコは3人目の左腕ロメロが登板
大谷 3ボールから4球目直球ストライクで3-1。5球目スライダーを見極め四球
吉田正 右翼ポール際へ同点3ラン!!!!!!
村上 三邪飛
8回
【メキシコ】
バーンズ 151キロ高め直球空振り三振
アロザレーナ 146キロ打たれ右越え二塁打
バードゥーゴ 初球151キロ打たれ左中間を破る適時二塁打。3-4と勝ち越し許す
メネセス 左前安打で1死一、三塁
日本は3人目の湯浅が登板
テレス 3球目に一走が二盗。スプリットで空振り三振。2死三塁
パレデス 138キロスプリット打たれ左前適時打。3-5。二塁走者は本塁タッチアウト
【日本】
メキシコはクルスが登板
岡本 死球(代走中野)
山田 三遊間を破る左前安打で無死一、二塁
源田 送りバントを2球ファウルしたがスリーバントを決め1死二、三塁
代打山川 左犠飛で4-5。1点差
メキシコは4人目の右腕レイエスが登板
ヌートバー フルカウントから四球を選び2死一、二塁
近藤 156キロ低め直球見逃し三振で同点ならず
9回
【メキシコ】
日本は大勢が登板、捕手は大城
Lウリアス 右飛
トレホ 遊飛。源田たまらん、ナイスキャッチ
トーマス 死球
バーンズ 空振り三振で無失点
【日本】
メキシコはガエゴスが登板
大谷 初球140キロ高めチェンジアップうっ手センター右へ二塁打。ヘルメットを飛ばし二塁へ激走
吉田正 四球で無死一、二塁(一走に代走周東)
村神様 初球151キロをファウル。2球目ボール。3球目151キロの高め直球を捉え中越え安打。2者生還し逆転サヨナラ勝ちで決勝進出
スタメン
【日本】
1(中)ヌートバー(カージナルス)
2(右)近藤(ソフトバンク)
3(指)大谷(エンゼルス)
4(左)吉田正(Rソックス)
5(三)村上(ヤクルト)
6(一)岡本(巨人)
7(二)山田(ヤクルト)
8(遊)源田(西武)
9(捕)中村(ヤクルト)
先発投手=佐々木朗希(ロッテ)
【メキシコ】
1(左)アロザレーナ(レイズ)
2(右)バードゥーゴ(レッドソックス)
3(一)メネセス(ナショナルズ)
4(指)テレス(ブルワーズ)
5(三)パレデス(レイズ)
6(二)L・ウリアス(ブルワーズ)
7(遊)トレホ(ロッキーズ)
8(中)トーマス(ダイヤモンドバックス)
9(捕)バーンズ(ドジャース)
先発投手=サンドバル(エンゼルス)
◆WBCの球数制限 1次ラウンドは65球、準々決勝は80球、準決勝と決勝は95球。打席中に制限数に達した場合、その打席完了まで投球できる。50球以上は中4日、30球以上か連投した場合は中1日の登板間隔が必要となる。
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第1戦VTR
日本が白星発進。1回に村上の押し出し四球で先制すると、4回には大谷の2点二塁打で加点。7回に牧のソロ、8回には山田、甲斐の適時打などで4点を挙げて突き放した。大谷は先発投手として4回1安打無失点5奪三振で勝利投手。打者でも2安打2打点と投打にわたる活躍を見せた。
第2戦VTR
日本が13得点の大勝で連勝。3点を追う3回、ヌートバー、近藤、吉田の適時打で4点を奪い一気に逆転。5回に近藤のソロと吉田の犠飛で加点し、6回には大谷、岡本和の適時打などで5点を挙げて突き放した。先発のダルビッシュは3回3失点も、2番手の今永が6回まで1失点で粘り、流れを渡さなかった。
第3戦VTR
日本が無傷の3連勝。0-1の3回に吉田の2点二塁打と山田の適時打で逆転。4回にもヌートバー、近藤、大谷の3連続適時打などで4点を挙げて突き放した。先発の佐々木朗は4回途中1失点8奪三振と好投し、宇田川-宮城とつないでチェコに流れを渡さなかった。
第4戦VTR
日本が4戦全勝で1次ラウンドを終え、B組1位での準々決勝進出を決めた。主役の1発で最高の展開にした。初回、無死一、二塁から大谷翔平投手(28=エンゼルス)が右翼超えに特大の先制3ラン。看板直撃の衝撃的な今大会初本塁打で勢いづいた。先発の山本由伸投手(24=オリックス)は4回無失点と、つけ入る隙を与えない投球だった。3回に単打1本を許した以外はパーフェクト。全イニング2奪三振の計8奪三振でオーストラリアを圧倒し、WBCデビューで世界に実力を示した。
準々決勝VTR
日本がイタリアを破り、5大会連続の準決勝進出を決め、米国行きをつかんだ。リアル二刀流で臨んだ大谷翔平投手(28=エンゼルス)は5回途中2失点も勝利投手。打撃では3回に意表をつくセーフティーバントで先制点をお膳立てした。さらに岡本がこの回に3ラン。結局この試合5打点と大活躍。その後リードを広げ、ダルビッシュが4番手に登板。1点を失うも、リードを保ったまま最終回の大勢へとつなげ、チームは大勝した。