侍ジャパン高橋宏斗投手(20=中日)が米国の「21歳の壁」に阻まれ、無念のシャンパンファイト不参加となった舞台裏を明かした。米国ではアルコールを飲めるのが21歳以上と法律で決まっており、現在20歳で日本では飲酒可能な高橋宏は歓喜の輪から“隔離”となってしまっていた。

今大会の最年少侍は「いや、もう参加する気満々でゴーグル付けてやっていたんですけど…」と、当初は先輩らと喜びを分かち合うつもりだった。しかし、直前で「マネジャーさんから、アメリカは21歳から(飲酒可能)らしいって言われて…」と、苦笑いで振り返り、先輩たちが狂喜乱舞している瞬間は「水を飲んでました(笑い)。その場には、いたんで。少し楽しみながら、あんまり(シャンパンに)かかることなく」と、米国の法令順守で見守っていたという。

シャンパンを浴びることはできなかったが、先輩たちからは最後に“お裾分け”があった。「最後にみんなから、やっぱり水をかけられました。気を使ってくれました」と、歓喜のウオーターファイトには参加できた。

WBCは3年後に第6回大会を予定している。「もちろん選ばれたい。中心になれるように頑張ります」と、意気込んだ高橋宏。まずはシーズン開幕へ向けて「こうやって世界一になったからには、周りも注目して自分のピッチングを見てくれると思うので。そこに関しては、しっかりと自覚を持って。今度はドラゴンズで“シャンパンファイト”に参加できるように、日本で頑張りたいです」と、誓った。

【WBC決勝】侍ジャパンvs米国「ライブ速報」はこちら>>