侍ジャパン大谷翔平投手(31)が6日台湾戦に続いて「1番DH」でスタメン出場し、2打数2安打1打点2四球と完璧な仕事ぶりで日韓戦11連勝、そしてWBC開幕2連勝に貢献した。
先発した花巻東(岩手)の先輩、菊池雄星投手(34=エンゼルス)が3点を失った直後の1回無死の第1打席。韓国先発のサイドスロー右腕、高永表投手(34)の投球を冷静に見極めて四球を選び、3番鈴木誠也外野手(31=カブス)が右中間スタンドへ1号2ランを放って生還した。
1点を追う3回1死の第2打席は高永表の119キロのスライダーを完璧に捉えて右翼へ同点2号ソロ。ダイヤモンドを1周後は「はい同点~!」と連呼しながらハイタッチ。菊池とも抱き合った。
4回に韓国に同点に追い付かれ、5-5で迎えた5回1死無走者での第3打席。韓国の3番手左腕、孫珠瑛投手(27)から中前打を放った。
7回2死三塁で迎えた第4打席は申告敬遠で歩かされた。
これで6日台湾戦を含めて今大会は2試合で6打数5安打(2本塁打)6打点、打率8割3分3厘となった。
試合後の一問一答は以下の通り。
-手に汗握る試合だった
「本当に素晴らしいゲームで、どちらが勝ってもおかしくないゲームだったと思います」
-3回に2試合連続本塁打
「1点差だったので、いい打席を送れればいいなと思っていたんですけど、甘い球をしっかりいいスイングができたと思います」
-3番鈴木が2打席連発
「本当に素晴らしかった。最初も2本目も、本当に雑味がなく、いいアットバットというか、難しかったと思うけど、自分のゾーンを保ちながらいい打席だったと見ていました」
-いろんな選手がいろんな形で貢献したが、試合の空気感が変わった場面は
「一番大きかったのは最初の(鈴木)誠也の2ラン。試合の中での落ち着きという意味では、流れを引き寄せる、早い段階で1点差にできたのがまず大きかったと思うので、あれで自分もそうですけど、自分の打席に集中できる環境が整ったと思うので、本当にいい1本だったと思います」
-ホームランを打った後、先発で初回に3失点を喫していた花巻東の先輩でもある菊池雄星投手(34=エンゼルス)とハグしていた
「緊張はしていたんじゃないかなと思いますし、それはしょうがない。先発をやっていれば、うまく立ち上がれないのは多々あることではあるので。そういう試合もありますし、同点にできたことが少しでも助けになればうれしいですし、ベンチでも『ありがとう』と言われましたけど、まだまだこれからという雰囲気だったので、いい雰囲気がずっとベンチに流れていたと思います」
-昨日、今日と試合前にフリー打撃を行ったが、狙いは
「時期的にはまだスプリングトレーニングの時期。その時期は結構外で打つこともありますし、その習慣の1つとして、まだスイングが定まっていない時期、外でしかできないことを確認する時期、その一環として、大会期間中ですけど、しっかり振るという意味でいい調整かなと思います」
-ホームラン打った後に見せた姿の意図は
「みんなが先制されて『やばい、やばい』という急ぎがちなリズムがあると思うので、ベンチ内で感じたそれを同点になったことで『落ち着いていこうか』という。そういうベンチの雰囲気だったので」
-WBC開幕前は無安打も、開幕後に絶好調
「まず強化試合は強化試合で調整の一環。それ以下でもそれ以上でもなく課題を見つけることが最優先なので。ピッチャーもメジャーと雰囲気の違う投手。やるべきことを確認して初戦に入るのが理想で、難しいことではありますけど、しっかり入れたのはいい経験にもなっていると思います」
-パワフルでもあり、しぶとく点も取ったのは今後にプラスか
「打っている選手、打っていない選手、まだ2試合、あるとは思いますけど、全員に雑さがないというか、ピンチでもチャンスでも自分の打席に集中できているのが1ついいのかなと思うし、日本も韓国も丁寧というか、いい打線というイメージは受けていたので、本当に手強い、お互いにとっていいゲームだったと思います」
-こういう試合を勝てた意味
「大会中はタフなゲームが何試合か必ずあると思うので、それをものにして結束力が上がると思うので、今日取れたことは本当に大きいです」

