侍ジャパンの種市篤暉投手(27)が、WBC初登板で3者連続空振り三振で流れを引き寄せ、チームの勝利に貢献した。2番手の伊藤からバトンを受け、同点の7回に3番手で登板。先頭の金慧成を154キロの速球で空を切らせ、金倒永からは146キロのフォークで空振り三振を奪って、ジョーンズは145キロのフォークで空振り三振に抑えた。
「シンプルにホッとしています。いい場面で投げたいとは思ってましたけど、点を取られてはいけないシチュエーションだったので、持ち味の奪三振でいい流れを持ってこれたんじゃないかなと思います」
試合が膠着(こうちゃく)状態に入った中、“奪三振ショー”で球場の雰囲気を日本ムードへと一気に変えた。先頭で対戦した金慧成は、伊藤が4回に同点2ランを浴びた相手だったが、カウント1-2から同じ速球で勝負し、空を切らせた。3者三振を奪った後には右手でガッツポーズをつくり、マウンドで雄たけびを上げ、打線を目覚めさせた。
「ロッテの時もリリーフをやっていて、負けてる展開でも同点の展開でも、いいピッチングをしたら裏の攻撃がいい流れになるっていうのはすごく感じたので、自分的には一番の仕事ができたと思います」
井端監督は「強化試合などで彼を呼んで登板した時も1イニングだったんですけど、1イニングの素晴らしいボール、フォークを見て、呼んだ時にはショートイニングと思っていた。コーチが決めたことですけど、非常に良いボールで満足しています」と評価した。

