元世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級王者の下田昭文(32=帝拳)が引退することが21日、分かった。所属ジム関係者が明らかにし、本人も公式ブログで表明した。

 サウスポーの下田は2003年1月にプロデビューし、スピードと切れ味のある左ストレートを武器に活躍。11年1月に世界王座を獲得し、同年7月の初防衛戦で敗れた。戦績は39戦31勝(14KO)6敗2分け。

 敗れた昨年12月の日本フェザー級タイトルマッチ後に引退の意思を固めたという。ブログに「半端だった自分が初めてどんなにきつくても怖くても逃げ出さずにやり切りました」と記した。