世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級王者の田中恒成(畑中)が21日、名古屋第二赤十字病院を慰問し、小児病棟では持参したチャンピオンベルトを子どもたちに持たせるなどして交流した。

 整形外科病棟では高齢者らの質問に答え、計量翌日は体重が6キロも増えるなどのエピソードを披露。患者たちは熱心に耳を傾けた。今回の慰問は病院が、田中が在学する中京大を通じて打診して実現した。

 小学校入学時、病気で約1カ月入院した経験を持つ田中は「いい機会を与えてもらい、自分としてもうれしい。何かを感じてくれたら」と笑顔で話した。