ボクシングの東日本新人王決勝が3日に東京・後楽園ホールで行われる。11階級が4、5回戦で争われ、2日の都内での前日計量では出場する22人全員がクリアした。ライト級では内藤未来(25=E&Jカシアス)と有岡康輔(23=三迫)が対戦する。

 内藤は親子で3人目の王者を目指し、デビューから5連勝(2KO)している。5年前には125キロから大減量して元日本王者の兄律樹に続いてプロ入りした。「減量の大きさなら世界ランカー」と軽口をたたいたが「新人王は通過点ではない。1歩1歩勝っていくことで兄に追いつきたい」と話した。

 有岡は名門ヨネクラジムが8月で閉鎖し、横井トレーとともに移籍2戦目となる。小学生時代に知り合いの試合を見てプロボクサーにあこがれ、16歳で父の勧めで入門した。私語禁止から和気あいあいのジムへと代わり、雰囲気はまったく違うという。「僕らが活躍することで名門の名を受け継いでいきたい。自信しかない」と勝利を確信していた。相手棄権ですでに確定したミニマム級赤羽根(宇都宮金田)ら12人の東日本新人王は、12月23日に西軍代表との全日本新人王決勝に臨む。