新日本プロレスの天山広吉や小島聡らを育てた元プロレスラーの大剛鉄之助さんが4日にカナダ・カルガリーで亡くなった。5日(日本時間6日)、米メディアが報じた。75歳だった。死因は不明。

 大相撲の二所ノ関部屋で幕下2枚目までいったが、66年10月に東京プロレス旗揚げ戦でデビュー。その後、国際プロレス入り。73年3月、カナダに遠征し悪役レスラーとして活躍したが、当地で交通事故に遭い現役を引退。国際プロレスの北米部長としてジプシー・ジョーら多くの外国人レスラーを団体へ送り込んだ。84年からは新日本の北米部長を務め、天山、小島、真壁ら多くの若手を同地で育成した。新日本にもバンバン・ビガロ、アンダーテイカーら多くのレスラーを参戦させ、すご腕ぶりを発揮した。(デーブ・レイブル通信員)