大日本のデスマッチリーグ戦「一騎当千」Aブロックのアブドーラ・小林(42)が伊東竜二(42)を下し、白星発進した。形式は蛍光灯200本マッチ。小林は、リングにびっしりと並べられた蛍光灯を乱雑に抱えて伊東へぶちまけ、最後はコーナーからダイビングバカチンガーエルボードロップを2連発し、勝利をおさめた。

試合後のマイクでは「一騎当千は小林のためにある。アブドーラ・ブッチャーなき今、日本の、世界のプロレスでミスターハードコアはアブドーラ小林だ!」と豪語した。小林はアブドーラ・ザ・ブッチャーさん(78)の元付き人。2月19日に両国国技館で行われた引退セレモニーでは師匠の車いすを押した。

この日も師匠から受け継ぐフォークを序盤で使用したが、同じ小林軍団の鈴木秀樹(39)からは「アブドーラ・ブッチャー(のフォーク)はすごいけど、アブドーラ・小林のはしょっぱい」とまさかのダメ出しを食らった。23日新木場大会での宇藤純久戦は、鈴木プロデュースによる新兵器マッチとなった。