7月にRIZINに電撃移籍した皇治(31=TEAM ONE)が、キックボクシング界の「神童」那須川天心(22=TARGET/Cygames)に、0-3の判定で敗れた。

立ち上がりから、那須川がスピードを生かした攻撃で圧力をかけると、膝蹴り、パンチで一気にペースをつかんだ。2回に入ると皇治も積極的に距離を詰めたが、那須川はローキック、ノーモーションの左ストレートなどを冷静に返した。

有効打を奪えずに敗れた皇治は「ダウンを奪われない競技ではない。結果を出せずに素直に情けないし、自分にがっかりしているが、効いた攻撃はなかった。(那須川は)スピードはあるが、パンチとか蹴りは全然強くなかった。ただ、全部出し切れなかったのも天心君のうまさ。距離を取るのもうまかった。もっと殴り合いたかった」と振り返った。

試合後の公式会見では、ファンが待望する那須川天心とK-1のエース武尊戦についても言及。両者と対戦したことで、2人の印象を問われると「俺が言えることではないが、唯一(2人と)やった俺が喋れるとしたら、武尊の方が強い」ときっぱり。「やったら面白いし、いつかやってくれればいいですよね。リング上でも(那須川に)『分かってるやろ』っていう話はした。格闘技界を盛り上げるためにも、そういうカードが実現しないといけない」と夢対決の実現を願った。